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飲食業がブラックと言われる理由〜それでも続ければやりがいと出会える瞬間〜

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 飲食業と言うと大変なイメージが思い浮かびますよね?ただそれって会社員とかとは違うってだけで、仕事をする上でどの職業でも大変なのはつきものです。飲食で約10年働いてきた私の経験から飲食で働くメリット・デメリットをお伝えしていきます!

 

  1. 飲食業はなぜブラックか?
  2. 飲食で働くなら“あたりまえ”教えます!
  3. 飲食業のやりがいとは?
  4. 社員ならチームワークを良くすべき

 

1、飲食業はなぜブラックか?

 飲食業は立ち仕事があたりまえなので体力がないと勤まりません。それも出勤時間もお店によって早番・遅番があり毎日さまざまなので生活がどうしても不規則になります。休みも会社勤めの人とは真逆なので土日が忙しくなり、カレンダーの暦の休みと反対で世間が大型連休のゴールデンウィークやお盆や年末年始は働きどきなので、この時期はほぼ休めません。休みが不定期なのはネックですが、平日休みとなるとどこ行くにも空いてたりするので、出かけやすさはありますね。

 拘束時間は長くて9〜10時間以上働くのが普通になっています。働いた時間数きっちり労働時間として勤怠を打てるならまだしも、会社によってはMAXで付けられる残業数を気にして働かないといけなかったりで、サービス残業をしている人も多くいます…。

 給料が安くて拘束時間が長かったら、しっかり給料もボーナスも貰えて定時で帰れる会社からするとそりゃ飲食業はブラックですよね。
ただ飲食業がブラックなのがしょうがないんではなくて、本部の人と現場の人がお互い仕事を任せきりで理解しようとか助け合おうとしないから愚痴ばかりが出てしまって、優秀な人ほど退職を選んだりして会社としてはもったいないことをしていると思います。

 会社員との共通する部分として、飲食も企業ならばもっと上の立場の人が下の面倒を見て評価してあげないと、現場でどれだけ売り上げのためや会社のために協力して頑張っていてもそれを近くで見ている上司がちゃんと評価してあげないといつか腐ってしまいます。もちろん全ての飲食業がブラックではなく、会社内の関係性がとても良くて働きやすい職場だってあります。

 

2、飲食で働くなら“あたりまえ”教えます!

 飲食でこれから働こうとしている人や全く働いたことがなくてこれからバイトなどする可能性がある人は、ぜひ先に知っていた方が社員の人をガッカリさせません。まず挨拶はお昼でも夜出勤したとしてもいつ来ても「おはようございます」の共通です。もしくはお店によっては「お疲れ様です」など決められた挨拶があるかもしれませんが、基本は業界人と同じで仕事を始める時間は人それぞれなので挨拶は共通です。

 キッチンとホールで仕事が分かれていたとしても、お客様と関わる仕事なので外見の清潔感は大事です。基準はお店によっても違いますが、髪の明るさやピアスなど気にする人は面接時で必ず確認した方がいいですね。ネイルや爪が長いのもNGですし、飲食で多いクレームが異物混入なので髪の毛が長い人は結んで整えたり、意外と知られてないのが香水をつけるのも飲食ではNGです。香水に関して最初に教えてくれるところは少ないかもしれませんが、食べ物を扱っているお店で美味しそうな匂いもお客様に提供する一部なので、そこに個人の香水の匂いが入り込むと不快でしかないからです。食事を楽しみに来て頂いているお客様に不快感を与えないようにしましょう。

 飲食店の特権と言えば、まかないですね。まかないもお店によって何時間以上働くと食べられたり、ただのとこもあれば安く食べられたりなどさまざまですが、普通に1食分節約できるとなると嬉しいですよね。

 キッチンとホールでやる仕事にもよりますが、火傷や切り傷などの軽い怪我などはつきものです。あと人によって個人差もありますが肌の弱い人は手荒れしやすいです。食器を扱うお店は運ぶときに気をつけないと落として割ってしまうこともあります。自腹にはならないと思いますがお店としての損害は大きいですよね。

 

3、飲食業のやりがいとは?

 ここまで聞いていると、飲食業を選んでいいことがあるとは思えないですよねー。もちろん大変な職業ではありますが嫌なことばかりでもないです。調理も接客もバイト側も社員側も経験した私が飲食をやってて良かったと思えることをお話しします。

 まず調理の仕事側から言うと、自分で勉強しなくても仕事の中で包丁使いや調理方法など知れて上達できます。プライベートや仕事を辞めたとしても料理をする場面は出てくると思うので、調理のスキルはこの先ずっと役立ちます。料理が好きな人にとってはそのお店の味を知って自分のアイデアで提案も出来たり、それがメニュー化されて売れると嬉しいですよね。食べたお客様が帰り際に「ご馳走様です!」と笑顔で顔を合わせる瞬間もまたやりがいの一つです。

 接客の仕事側からすると、直接お客様とのコミュニケーションがとれるので、少しづつでも慣れればおすすめの提案をして喜んでもらえたり、常連様を覚えて雑談も出来る仲になれればお互いに楽しめます。人見知りな人でも克服しやすいです。私も仕事を通してですが他の学生スタッフの子たちも入りたては大人しかったり、接客が苦手そうでも数こなして何ヶ月かすれば別人のように堂々としていて社交的になっている人を間近で何人も見てきました。

 この仕事をしていてやりがいと思える瞬間は人それぞれあると思いますが、料理を提供して実際の感想や美味しそうに食べている表情を目にできることが飲食業の何よりのやりがいに感じます。

 

4、社員ならチームワークを良くすべき

 飲食業はいくら頑張っても個人プレーでは営業できません。従業員のチームワークによって売り上げの伸び具合が変わったり、お店の質も変わっていきます。どんなにお店のブランドでお客様が来たとしても接客態度や料理の味など従業員の問題でお客様との信用がなくなり二度と来てくれなくなる可能性大です…。

 飲食業では社員の人数よりバイトの人数の方が多い店がほとんどです。バイトの人たちがすぐ辞めてしまう原因として、大してちゃんと教えてもらえずにピーク時に社員がイライラしていたりして、楽しくないと思われるとすぐに辞めてしまいます。社員側はバイトが失敗したりするとうんざりしますが、バイトの人たちが出来るようにするのも社員の仕事で、職場で楽しいと思ってもらえるようにするのもまた社員の仕事です。

 社員同士なら売り上げのためだったり、会社の目標を一緒に目指す者同士で話しやすいとは思いますが、バイトにまで売り上げなど会社の難しい話をされたところで時給で稼ぎに来ている人たちのやる気には繋がりにくいですよね。なので、自分が見本となって仕事の技術面やフォローなどで実際に見せて尊敬してもらえるようにならないと、なかなかこの人に学ぼうとかついて行こうとは思われません。

 飲食業ではピーク中の手際の良さでチームワーク力が発揮されます。どんなに一人が優秀だとしても他が潰れてたら回転率は下がりますし、こういう現場は嫌だなとお客様も従業員も減ってしまいます…。ピーク中の時ほど楽しめる環境で社員がバイトに声掛ける余裕のある現場のチームワークは最高ですね!

 

 

 

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